心ない世界よ。その中にあって君の存在ただ一人が、一個のかけがえのない、動かしがたい地位と重量をもって、透明でまっすぐな光を――ああ!
覆われても尚あえずして漏れ出でてくる光のように、何かの意志?力?運命を!ただ私に向かって確かに発し続けていた。
またそれは、客観的にみて良心と呼べることもあった。良心!良心というものが未だ嘗てしてこのような輝きを放ったことがあっただろうか?
良心?否!そんなことはどうでもよいのだ、この重みに比べれば。その軽々しく卑俗な響きを後目に、さて私は幸福だった。人生とは、全くこうあるべきなのだ。
そして同時にこうも思った、即ち、この満ち足りた力は一体どこからやって来るのだろう?果たしてこんなことがあってよいものだろうか?と。
私は間違いなくこの恵みによって生かされていた。無神論者の私が追いかける〈絶対者〉――苦しくて、息ができないのだが、それがこの世のものとは思えぬ悦びとして私を震え上がらせている。
私とあなたは、いつも初めて会った気がしないのだ。そうだろう?
(孤高の哲学者【ぱぷ火】の詩はつづく)
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(^'◇'^)ぷりり